外反母趾やモートン病の発生について

外反母趾やモートン病の発生には足部、特に前足部の影響が大きいと考えています。

足部の痛み

「外反母趾」

内反足による過度の母趾球での接地により、第一中足骨の内転することが原因の一つだと思います。

靴の幅が狭いものやハイヒールのような低つく状態の履き物なども中足骨の内転を促していると考えます。

種子骨の位置が外側に見えます。これは第1中足骨が内転している状態です。

特に足底側の靭帯や筋肉の状態に問題があると考えられます

「モートン病」

内反足・外反足による第3〜第5MP関節への過度の負担による神経症状と考えます。

特に第3・4趾の中足骨間の神経を絞扼している事が原因とされています。

内反足・外反足による母趾接地・小趾接地

過度な内反足や外反則により、母趾球から小趾球にかけての横アーチの破綻し、この病症の進行に関係していて、治療のポイントは足底・足背・足関節をメインに行なっていきます

足底の筋肉でターゲットになるのは母趾外転筋・母指内転筋・虫様筋になります

これは横アーチの柔軟性を出し、クッション性を高める狙いがあります。

場合によっては、マッサージだけでなく鍼によるパルス治療も主ないます。

足のチェックポイント

アーチの状態

内側縦アーチはクッションやバネとして重心をコントロールします。

外縦アーチは内側と違いクッション性は少ないが硬さを活かしてブレーキの役割などをします。

横アーチはクッション性は内側ほどないが拇趾球から小趾球までを使い上体の重心バランスをとる

中足骨間の動き

中足骨間の虫様筋・母趾外転筋・母指内転筋などの硬さは足底の柔軟性の低下や足関節の柔軟性の低下など足にまつわる柔軟性の低下を作ります。

足関節の柔軟性と緩み

足の指と足関節の筋力が弱い・使いにくいなどの場合は運動指導も入れていく必要があります。

指のグーパーができるか、しっかり指で掴む動作ができるのかなどのチェックを行います。

また、足関節の内反外反などのチェックもします。

捻挫の既往歴がある場合、内反時に靭帯の緩みにより関節も緩みが出ます。これが多く足関節の問題につながります。

以上を意識しながら治療していきます。

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